2009年12月26日土曜日

富山市科学博物館へ


 昨日は、前々から一度行ってみたいと思っていた、富山市科学博物館へ見学に行った。知人もおススメしていることもあり、期待に胸を膨らませながら向かった。
 さて、受付で入館料を支払い中に入った。一階は「とやま・時間のたび」と称して、昔の富山の様子が示されている。展示の様子を見ると、クイズが設けられていて、パネルをひっくり返すと答えが見えたり、パズルをあてはめていったりと言う様になっていた。初めから全てを見せるのではなく、一部を隠す事によって、知的好奇心を駆り立て、また隠された答えを利用者自身の手で明らかにさせる事で、より印象に残るように工夫されていた。
奥に進むと、恐竜の標本が展示されていた。足跡に手をかざすと、センサーが反応し恐竜が挨拶してくれる。子供が喜びそうな仕掛けだ。所々にある漫画による解説も、子供にとってはその世界に入りやすくて良い。もちろん、大人対しても、補助の役割を十分果たしていると思われた。
 続いて二階へ向かう。こちらは「とやま・空間のたび」という名のもと、様々な自然環境に基づいた展示がなされている。この展示室には様々な実験装置があり、自身の手で体験できるスペースがたくさんあった。例えば、パイプの中に水と砂を入れ、それを動かすことで雪崩の様子が観察できたり、ウォーターカッターで紙を切ったりする事ができた。日常ではまず体験できない事が、ここではできる。もはや娯楽施設に近いようにも思えるが、ただ楽しむだけでなく、その中にちゃんと学べる要素が盛り込まれていた。
 個人的にはダイヤモンドダストの実験が気に入った。目の前でダイヤモンドダストができていく過程を、音声案内とともに見る事ができ、大変わかりやすかったし、最後自分でダイヤモンドダストを作る体験もできたので、より理解が深まった。
 三階のプラネタリウム見学しなかったが、館全体を通して体験できる展示が多いという印象を受けた。人文系の博物館とは違い、科学を題材にしているから実験などがやりやすいという面もあるが、だからこそその特性を生かして、利用者自らが参加できるように工夫されている事は評価できる。また、幅広い年齢層を意識しているという印象も受けた。パソコンでキャラクターを操作し、チェックポイントを見つけると解説が読めたり、自分で実験して初めて答えが出せたりと、非常にゲーム性の高い展示の種類が多かった。子供はこういったものが好きだし、難しい話ばかりでは飽きてしまう。楽しめる要素も含むことで、子供向けの展示を完成させていた。また、音声による解説、エレベーターの設置、フラットな展示室の構造などからは、体の不自由な利用者に配慮している様子がうかがえる。私が見学した日にはそういった人は見かけなかったが、十分安心して利用できそうだった。
 さて、時間の関係上短い時間しか見学できなかったのだが、見学してみての印象はとても見やすかった。それにわかりやすかったといった感じだ。ストレスを感じることなく、自然と展示の世界に入っていけたし、その中で楽しむ事もできたし、学ぶ事もできた。総じて、利用者側の立場を十分に想定して設計された博物館であった。地域の中の博物館の役割としてどういったものがあるか。富山市科学博物館はその答えの一つの姿としてとらえられるように思えた。

以下に私のお勧めの博物館を紹介しておく。興味がある方は是非!
・アクア・トトぎふ http://aquatotto.com/
・オーストラリア博物館 http://www.nma.gov.au/index.html

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