俺が住んでるアパートの隣は、神社になってる。
おかげでベランダに落ち葉がいっぱいで、いやぁ、毎度毎度めんどくさいねぇ。
で、神社の境内にはイチョウの木もあって、地面にはギンナンがたくさん。それを集めるおばあさんがいた。
子供たちは、ギンナンのあのにおいに大騒ぎ。
しばらくして、子供たちからこんな声が聞こえてくる。
「これ食べれるん?」
そうだね、素材そのものの味を楽しむなら、生で食べるのがいちば・・・・・ん?
まぁ待て!落ち着いて話し合おう。
悪いことは言わねぇ。ギンナンの生食はやめとけって!!
そもそも、あいつらは生で食えるのか?
茶碗蒸しに入ってるのしか食べた事ないぞ、俺は。
その後、バイトに向かう。
チーフが買ってきてくれた、お菓子を勧められる。
俺が甘いものだめだって知ってて、わざとやっているな。このアットホームな雰囲気、うちの店は相変わらずだ。
そのお菓子、ある人曰く
「砂糖だけを使ったお菓子って感じだよ。」
なんだとか。
うん、それはお菓子じゃなくてね、‘砂糖’って言うんだよ。
素材そのものにこだわんなくていいから、もっと美味しく頂いたらどうよ?
でもまぁ、確認してみたら、砂糖の塊じゃなくて、寒天のまわりを砂糖でコーティングした、カラフルな氷砂糖みたいなもんだった。見た目は綺麗だが、こりゃあ俺には食えないな。
相も変わらず、俺の体は甘いものを受け付けない。
これから先、ずっと食えないままなのかな?
別に、それでも全然構わないんだけどね。
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