澄んだ空気は、どこまでも、果てしなく広がる青を映し出す。
しかし、一面に広がるその青は、夏のそれと比べて控えめだ。どこか物静かな雰囲気が漂い、冬の到来を思わせる。
今年も、そんな季節がやってきた。
さて、朝起きたら、腰の痛みは大分楽になっていた。どうやら、今日は動けそうだ。
そう思って外を見れば、立山がきれいに聳え立つ。
それを見た瞬間、いてもたってもいられず家を飛び出した。
向かうは近所の展望台。このシャッターチャンスを逃す手はない!!
展望台に向かうと、俺と同じように集まってきた人でいっぱいだった。所々から歓声もあがる。
頂上付近はすでに冠雪している。青と白のコントラストが、なんとも綺麗だった。
また、すぐ近くのもみじも、これまた見事なまでに真っ赤に紅葉していた。日の光を浴び、透明感のある、それでいて、ひときわ存在感を放つこの赤は、見るものすべてを魅了する。自然界の雄大さに触れた!
バイトは忙しいし、就活もあるし、報告書も書かないといけない。
とぶように時間が過ぎていく中、自然界ではなんともゆっくり時間が流れているように思えた。
それもまた、冬の景色の特徴かもしれない。
ほんのわずかな時間であったが、俺の日常とは違う時間の流れに身を投じ、ただ、立ち尽くしていた。
人々の声が遠く、かわりに、風の音、葉のすれ合う音が近く、大きくなる。
あぁ、やっぱり俺は、都市は嫌いだ。
こんな素晴らしい体験、ビルに埋もれていてはできるはずもない。
田舎って良いよね。
月末、就活で実家に帰るから楽しみだ。
地元の山々は、一体どんな表情で俺を迎えてくれるのだろう?
0 件のコメント:
コメントを投稿