人は誰しも一度は思うであろう、
「あの時、ああしていれば、今頃は・・・・」
と。
フォルツァ総曲輪にて映画を観てきた。
題名は‘ミスターノーバディ’
細胞の永久再生(だったと思う)技術により、人間が不老不死となった2092年、唯一、不老不死でない人間がいた。
それが、118歳になる、ミスターノーバディである。
彼がついに息絶える時が来た。
全世界が注目する。
この映画は、人類最後の死ぬ人間、‘ミスターノーバディ’を主人公とし、彼自身の過去から、生と死について考える映画である。
みたいな感じだと思っていた。
で、後輩に、
「今からこの映画観に行くねん」
っていってパンフ見せたら、何故だか突然笑い出した。
何故笑うのかと尋ねたら、何故笑っているのか、この映画の紹介文の、どこを読んで、どのキーワードで笑っているのかわかりますかと逆質問。
実は俺自身その紹介文を読んでいないので、促されて初めて読んでみると、後半部分にこんな様な事が書いてあった。
‘彼が語り出す過去の話、それは複雑なラブストーリーの迷宮への入口であった’
はぁ、なるほどね。
てめぇがラブストーリーなんて観るとは、意外を通り越して滑稽だなと、そう笑っていたのだね、君は。
似合わねぇのはわかってる。
俺も知らなかったんだからしょうがねぇだろ。
で、実際その話はどんなだったのかだが、なんとも一言では表現しがたい。
当初の俺の予想とは違っていたが、かといって、そんなラブストーリーってわけでもない。
まぁ、確かに最後にああなったってのは、ラブストーリー的要素ではあるが。
とりあえず、俺が冒頭に述べた言葉を思い出していただきたい。
あの言葉の通り、もしこうしていたらという想像から、幾多ものパラレルワールドが展開し、それらが時に絡み合い・・・・・
わかりにくい話ではない。
確かに色々と話がとんでいるようにも思えるが、実はそれぞれに一本の筋というか、共通点の様なものがあり、それに気付くとすっきりする。
話の内容が理解出来てないから説明できないのではなく、同時進行し、幾多にも展開されながらもうまく編集されたあの話を、順を追って説明する事が難しいのである。
出来ない事もないが、話すと長くなる。
今度、一緒に観に行った友人と、あの話について色々整理してみようかと思う。
とりあえず、たいした感想にも解説にもなっていないが、あの映画は、実によく出来た映画だと思った。
観終わった後、あれこれ語り合うタイプの映画ではないが、でも、面白かった。
興味がある方には、是非とも観ていただきたい。
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